車体を立てて半クラでUターン
足着きUターンが出来たら、今度は両足をステップに乗せて練習しよう。車体を垂直、フルステアという基本は同じだが、フロントブレーキは決して使わない。慣れてきたらスロットル一定で半クラッチも使ってみる。できるだけゆっくりバランス補正するのがキモ。ツインエンジンにも有効だ。
リーンアウトで Uターン
最後の練習は車体を傾け、リヤブレーキを使う素早いUターン。スロットルを開けて3000〜4000回転をキープしながら、デリケートなクラッチとリヤブレーキ操作でバランスをとりつつ、車体をバンクさせながらUターンに入る。スロットルを絶対に戻さないのがキモだ。スロットルを戻すとパワーが不足して内側に倒れてしまう。視線は内側に向け、リヤブレーキでスピードをコントロールするのだ。
アクセル一定状態でリヤブレーキを引きずりつつターン開始。最初はフルステアできなくてもOK。倒れそうならリヤブレーキを解除すれば車体が起きる。視線は内側。もし、内側に向けられないようなら、まだこれをやる段階ではない。
リヤブレーキの扱いがキモ。アクセル一定状態でスピードコントロールもリヤブレーキで行うからだ。エンジンと対話するように引きずり感覚をマスターしよう。
車体を傾けたUターンの際に足を出すのは視線が下過ぎでバランスが内側に流れて、アクセルが不十分になるからだからだ。転倒につながるので注意したい。 白バイが大きく足を出してUターンする小道路回転は車体の倒れる力を利用した急旋回で、足にはさほど力はかからない。足を頼りにUターンしているわけではないのだ。