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正しい知識が安全の第一歩
  LECTURE3 快適で安全な乗車フォーム
   
     
ソロもタンデムも基本は同じ。しっかり頭に入れよう!
     
  両腕が円を描くように、グリップを握らず離さず、約45度の角度で外から握る。ややヒジを張り出し、両腕で丸太をかかえるようなイメージだ。
もちろん、よけいな力は入れないで、リラックスした体勢が肝要。これがセルフステアの基本中の基本だ。
 
なお、セルフステアとはハンドルをまっすぐにして、車体を垂直にして後から前へ押し出し、そこで車体を右か左にわずかに傾斜させることで、自然にハンドルを切れ始めること。この自然の動きを妨げない乗り方が、セルフステアを活かす乗り方なのである。これはソロだけでなくタンデムライディングでも重要。カーブだけでなく、フルブレーキングなどでも効果を表す非常に重要な考え方である。
このセルフステアを邪魔しないフォームこそが正しいライディングフォームだ。機械の特性を活かす乗り方が科学的な乗り方なのである。
       
   
マシンに対してライダーの体勢が適切にとれたフォーム。手首は自然な角度でグリップを握り、背中にも緊張感がない。この正しい基本姿勢が、急な加減速や左右に振られた際、即時、適切な対処ができる柔軟力を生む。   よくある悪い例。一見アグレッシブに見えるが、ハンドルが遠くなり、背筋や手首が無理な角度のため、マシンのコントロール性を著しく阻害している。長時間のライディングで思いのほか疲れてしまう。  
       
   
特に間違いやすいのがグリップの握り方。コントロール性が高いのは45度の角度で外側から握ること。このとき手首はごく自然な角度でよい。ハンドルをフルロックしても柔軟にアクセルコントロールするためにも必要なのだ。   手首の角度がきつく、肘がしまっている。グリップを90度の角度(直角)で握る古い例。これではハンドルを切った時にスロットル操作がやりにくくなり、場合によってタンクに手を挟んでしまう。どんなハンドル操作でもどんなスロットル操作中でもセルフステアが継続できるフォームにすることが肝要。設計の古い60年代〜70年代のバイクのようにハンドル周りの剛性が足りないようなマシンに乗るときでも両腕円形フォームを使う。両脇締め・90度グリップ握りはどんなマシンにも不適切。  
 
正しいフォームがすべての基本
円をクリックすると、説明が表示されます。Flash Playerが必要です)
 
第1回 LECTURE-4へ続く
     
 
第1回
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第1回
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LECTURE-5
     
     
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